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MDアンダーソンがんセンター
医療

増築後の建物のスペースを最大限に活用する

MDアンダーソンがんセンターで2つの臨床スペースを節約し、将来用途のためスペースを確保
目的
  • 建物内スペースの確保
  • 医療体制および質の維持
  • 現在から将来の患者さんの数を10年単位で検証
  • 追加レイアウト時の検証
結果
  • 新しい建物では臨床室を2室削減できることが分かった
    →建設費を数万ドル節約できる可能性と、さらに追加スペースを確保
  • 両開きドアと迷路のような動線の事前検証のメリット
  • 両開きドアと迷路のような動線の事前検証のメリット
    →全患者の80%が新しい建物で治療を受けた場合
    →全小児患者を現在の建物で治療に当たった場合
    →建物間の接続による動線
MDアンダーソンがんセンターの陽子線治療センターは米国ではめずらしい施設です。
高度な放射線治療を用い、陽子線を使用して腫瘍に直接放射線を照射し、健康な組織の損傷を防ぎながら癌細胞を破壊します。しかし、この治療法に用いる陽子加速器、ビームラインなどの機器は大きく、ガントリーに至っては3階建て相当の高さがあるため4部屋しか導入できず、またビームは一度に1つの臨床空間にしか使用できません。

陽子線治療センターでは、設備の増強がすでに計画されており、そのために建物間のスペースを最適化し、必要な空間とそれによる機能的影響を評価する目的でFlexSimを使用しました。FlexSim上でセンターの現状を再現し、そこに増築予定の部分を追加し検討を行いました。
新旧の組み合わせ
新旧の建物を連動して利用する必要があり、FlexSimで既存の建物と新しい施設の両方を検討することが重要でした。
実物大のCAD図面をFlexSimに取り込み、患者さんの来院、処理時間、スタッフのスケジュールを設定。ここに部屋/治療機器の割り当てや患者さんの治療の流れに関するロジックを組み込みました。
正確なモデルで信頼性の高い結果を実現
MDアンダーソンがんセンターは、過去のデータを収集し、また担当者に確認にすることで正確なモデルを構築することができました。データを統計的な分布に当てはめることで、ばらつきや外れ値を排除しました。治療時間や治療回数などには指標を用い、現場スタッフや経営陣と検証会議を行い、シミュレーションモデルが実際の病院を再現できている事を確認しました。
作成したモデルから、現在の患者数と将来の患者数を推測し、10年スパンでの患者さんに必要なスペースを算出することができました。
将来のためのスペースを確保
最初に分かったことは、診療室の稼働率の低さでした。当初の予定では6室の診療室を増設する予定でしたが、4室で十分でな事が分かりました。
これにより、数万ドルの建設費を節約できるだけでなく、他の用途に使用できる貴重なスペースを確保することが出来、現在の建物だけでも、診療活動(診察、フォローアップ)のすべてを維持するのに十分なスペースがあることがわかりました。
また例えば、80%の患者さんを新しい建物で治療するとしたらどうなるか・小児科の患者さんをすべて現在の建物に残すとしたらどうなるか建物間を移動するための渡り廊下はどうか・この課題が解決されると、設備や患者さんやスタッフの満足度はどうか。などの課題は同じモデルで解決が出来る為、この先も活用し続ける事が出来ます。

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